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2019.12.312019年10月「クインテッセンス特集2」執筆

2019年もあと1時間半ほどで暮れようとしています。
今年最後の投稿は、院長講演活動記録の中でも執筆の記録です。
大手歯科雑誌クインテッセンスの10月号の特集で、東京歯科大学名誉教授下野正基先生と「断髄と歯髄閉塞」という18ページの記事を共同執筆させて頂きました。

内容は、歯髄保存治療が非常に進化し、残せる歯髄が増えてきた一方で残すことに対してなにか弊害はないか、ただ残すことが本当にいいことなのか?
今一度、歯髄保存治療の原点にたって考えてみるという企画です。
下野先生とのディスカッション形式で進んでいく面白い企画となりました。

歯髄(歯の神経)は歯にとって、健康を司る非常に重要な器官であることは言うまでもありません。
だからといって歯髄を残すことばかりに目を向けて、どんな状態の歯髄を残すかという「診断」を軽んじてはいけないと考えています。
私達歯科医師でも歯の中にある歯髄の本当の姿を見ることができません。
生きているかどうかだけを推察するしかできないのです。
歯髄は、元気で生きている場合と、虫歯に長期間さらされて死にかけのまま生きている場合があります。
それを、理解した上で、患者様ごとの本当の歯髄の状態を可能な限り診断し、最良の治療選択ができることが最も重要です。
元気な歯髄は全力で活かしていきますし、死んでしまった歯髄は、腐ってしまわないようきちんと除去してあげるべきです。
さらに、このような歯髄保存をすることの中にもメリットデメリットがあるということも患者様にきちんとお伝えし、ご納得された上で治療を行うことも非常に重要だと思います。

今回の企画の実現には、東京歯科大学名誉教授でいらっしゃる下野正基先生の病理学の専門知識が絶対に必要でした。
下野先生は、どんな先生からのどんな質問でもご自身の知識を、全力で教えてくださる本当に尊敬している素晴らしい先生です。
また、臨床と研究という非常に密接であってもなかなかお互いが近づくことが難しい部分を、非常にわかりやすい言葉で解説いただく講演や著書が非常に好評を博し、
歯科医師の中で知らない先生はいないのでないかと思うほど今、各地で講演活動に引っ張りだこのとてもお忙しい毎日を送っていらっしゃいます。
そういったお忙しい状況でなんとか貴重な時間を頂き、執筆していただけました。
下野先生の病理学的見解が非常にわかりやすく、とても面白い記事になったのではないかと思います。

私自身この共同執筆をさせていただいたことで、歯髄保存治療についてさらに知識を深め、アップデートさせることができました。
患者様皆さんにそれを還元したいと思っています。

このような機会をいただけましたクインテッセンス出版の編集部に心より感謝いたします。
11月後半に下野先生と出版記念祝賀会を行ってきました。
その時に、編集の方に読者アンケートで高い評価を頂いたことをお聞きし下野先生とホッと胸をなでおろし美味しいお酒を楽しみました。

目の前のテレビで紅白歌合戦が終わろうとしています。
今年もたくさんの講演、執筆をさせていただきました。
自分の力ではなく、呼んでいただいた先生、依頼していただいた方々あってのことです。
本当にすべての方に感謝し、来年もまた頑張ろうと思います。
また、クリニックは追加工事を行い、診療の充実にも最大限の力で取り組んでいこうと思います。
来年もまたよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。


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2019.12.312019年12月17日 「クラブダイヤモンド特別例会」

2019年12月17日 クラブダイヤモンド特別例会

「歯髄保存のプラスアルファ・マイクロエンドを成功させるために必要なこと」

2019年下半期院長講演記録第7弾は、新百合ヶ丘ダイヤモンド歯科院長宮島大地先生主催の勉強会「クラブダイヤモンド」の特別例会でお話をさせていただきました。
今年最後の講演になりました。

クラブダイヤモンドでの特別例会に呼んで頂きお話させていただくのはこれで3回目です。
1度目は歯髄保存治療について
2度目は感染根管治療について
3度目の今回は今までの「歯髄保存治療の補足部分」と少しアドバンスな「マイクロスコープによる根管治療に必要な基礎知識」を短い時間ですが、全力でお話してきました。

私が歯髄保存について自分の考えをまとめてお話すると、3時間半ほどお時間をいただけるとすべての内容を網羅できると考えています。
この全てをまとめた講演内容を初めて披露したのもクラブダイヤモンドで今から3年前くらいになります。
日々進化する歯科治療は3年もたつと、新しい知見により自分の考えも更新される部分も出てくるため、補足としてお話をしました。

若手の先生中心で活気があり、勉強熱心な先生ばかりです。
今回は会員以外の先生も含め、多くの先生にご参加いただきました。
懇親会も盛り上がり、楽しい時間を過ごせました。



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2019.12.282019年12月15日「仙台コラボレーション講演」

2019年12月15日 歯の保存にこだわる!エンド+α

「歯髄保存にこだわる!」

下半期院長講演記録第6弾は、つい先日仙台で行われたドクターブック主催の歯の保存治療の講演です。

本講演は、歯を残すための治療について、様々なジャンルを私を含め3名の先生とともにコラボレーションしお話いたしました。
ご一緒させていただいたのは、今回の企画者でもある仙台南光台歯科院長の須藤先生と川口のデンタルクリニックK院長渥美先生です。
お二人共、歯を残す治療に関して並々ならぬこだわりをお持ちの先生方で、お付き合いも長く、ずっと背中を追っている本当に尊敬している先生です。

仙台市の南光台歯科院長須藤先生は、私が東京医科歯科大歯学部歯髄生物学分野医局のひとつ上の先輩で、研修医時代に医局に入ろうか迷っていた頃から相談させていただいたりと、本当にお世話になった先生です。
もともと建築士として様々な橋の設計に携わっていたご経歴があり、非常に冷静かつ論理的な思考で、私とは違ったスマートな講演が人気を呼んでいます。
今回の須藤先生のパートは歯根吸収というなかなか取り上げられることの少ない分野でしたが、たくさんのレアなケースを供覧して頂き、適切な分類とともに治療コンセプトをお示しいただきました。
いざ自分が、歯根吸収のケースに出会ったときにどうすればいいか、すごく考えさせられる素晴らしいご講演でした。

川口市のデンタルクリニックK院長渥美先生は、知らない歯科医師はいないのではと思うほど、様々な分野で多数のご講演をされている先生です。
とにかく、治療が美しく丁寧で、また治療に対しての科学的な根拠に対しても熱心に調べ
実践されている先生です。
クリニックお伺いして素晴らしい治療の見学をさせていただいた時からお付き合いをさせていただいていますが、お人柄も最高でお話していて本当に楽しい先生です。
今回渥美先生は、渥美先生の代名詞とも言える「接着による歯の保存」について隔壁という根の治療前の歯の補強処置から、支台築造という根の治療後に行う土台の処置まで、わかりやすいスライドと共に、美しい臨床ケースを供覧頂き、非常に勉強になりました。
いつ聞いても、面白い講演で渥美先生の人気の理由がわかります。

私のパートは、歯の保存治療の中で「歯髄保存」を担当しました。
ブログの中でも何度も書かせていただいている歯髄(歯の神経)を残す処置ですが、現在までにたくさんのマテリアル、方法があふれ、何をしたら最善の処置ができるのか混乱を招いています。
成功率をアップさせる方法について、現時点でわかっている根拠に基づいた治療法を1時間という短い時間ですがポイントを整理しお話いたしました。

通常の講演では3人の演者がそれぞれ講演をして終了するものですが、今回の講演は、第4部として新しい試みで行うセッションがありました。
歯を残すための治療にてついて、どのように治療をおこなうか、診断と実際の治療法について会場の先生方のアンケートとともにディスカッションを行う非常に面白い企画でした。

新しい試みでしたが、会場の先生方がとても積極的に質問、ご意見をくださって1時間あっという間に過ぎてしまうようなとても充実した時間になりました。
ご参加いただいた先生方に本当に感謝したします。

仙台は、前日入りして普段ゆっくり話ができない須藤先生や渥美先生と2日間楽しく過ごせました。
またぜひご一緒したいです!


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2019.12.222019年11月17日「CMSエンドベーシックセミナーハンズオン編」

2019年11月17日  CMSエンドベーシックセミナーハンズオン編

ハンズオン(実習)形式一日セミナー

下半期院長辺見講演記録、第5弾は、9月に行われたスタディグループCMSでの歯内療法(根の治療)のベーシックセミナーの後編、実際に手を動かすハンズオンスタイルのセミナーです。

9月の一日講演では、まず座学として根の治療を成功させるための基礎的な部分じっくりとお話いたしました。
普段のセミナーでは座学だけで終わる場合も多いですが、今回のセミナーを企画している段階で、CMSを主催されている豊村先生から聞いた翌日の月曜日の根の治療からすぐに実践できるようにしてほしいとご依頼頂き、このような2部制のセミナーになりました。

ハンズオンセミナーとは、いわゆる実習を行い手を実際に動かして行うセミナーです。
そのために、実習の器材が必要になるとともに、実習を行う場所に歯科機材が揃ってなければいけません。
今回は、より実際の臨床に近い形のハンズオンセミナーを行うため、ファントームと呼ばれる治療用のマネキンがある施設が不可欠となりました。
第2部の参加者は先着順で16名でしたが、全員にファントームが行き渡るために豊村先生にほうぼうに当たって頂き、蒲田の新東京歯科衛生士・技工士学校の実習室をお借りできることになりました。
2ヶ月ほど前に実習室の様子を下見するために一人で早朝新東京歯科衛生士・技工士学校にアポイントをし見学させていただきましたが、衛生士さんの実習室ということでしたが、治療器具は問題なさそうで安心しました。


見学時の実習室。
とても綺麗で素晴らしい実習室です。

これが治療用マネキン(ファントーム)です。机の下から出てきます。

これで、問題なく実習ができそうということで、あとは実習するための歯の準備です。
16名分の用意を当院スタッフの協力の下、前日深夜ギリギリまで行い当日を迎えました。

セミナーのコンセプトは、明日からすぐに実践できる根の治療のポイントを知っていただくことです。
今回は、12のポイントにしぼり、一日かけてベーシックな根の治療にどっぷり漬かっていただきました。


ファントームがあることで実際の治療と同じ感覚で練習できます。
素晴らしい実習室をお借りできて本当に良かったです。
また、デモ用のマイクロスコープや、根管充填器具を貸し出していただいた企業の皆様にも本当に感謝いたします。

ご参加いただいた先生方皆さんの根の治療の臨床に少しでも役に立っていれば幸いです。
疲れ果てて懇親会で飲みすぎちゃいました?

今回、実習室をお借りした新東京歯科衛生士学校はとても綺麗で設備が整った素晴らしい学校でした。
こんなきれいな衛生士・技工士学校があるのかとびっくりしてしまいました。
私は、歯科技工士の資格も持っていますが、卒業した歯科技工士学校が老朽化してボロボロでもう今は取り壊されてなくなってしまっています。
当時を思いだし、こんな学校生活できたら良かったのにと羨ましく思いました笑。


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2019.12.222019年11月9.10日「東京デンタルショーブースセミナー」

2019年11月9.10日 東京デンタルショーブースセミナー

「マイクロスコープハンズオンセミナー」

下半期講演記録第4弾は、11月に行われた東京デンタルショーでのYOSHIDA社の
ブースセミナーです。

東京デンタルショーは半期に1回くらい行われる歯科の商品見本市です。
新しい機材が続々と開発、販売される歯科業界。
東京ビックサイトの大きな会場で行われますが、毎回多くの先生が足を運ばれ様々な企業のブースを周って情報を集めます。
各企業のブースもそれぞれ工夫し、凝ったデザインもたくさんあってちょっとしたお祭りのような二日間でもあります。

今回、YOSHIDA社では、マイクロスコープを8台設置し参加してしていただく先生に実際に使っていただく贅沢なハンズオン形式のセミナーブースが用意されました。

私は11月9.10日の二日間1時間半ずつの枠を担当しました。
内容は、根管治療とマイクロスコープを融合した治療についてです。

根管治療は、前回のブログに書きましたが、歯を残すために重要ないわば、ビルの基礎工事に当たる治療です。
しかし、根は暗く見えづらい上に、単純な丸い形でなくあちこちに分岐や凹みのある複雑な形をしています。
このような根の中をマイクロスコープを使用することで20倍以上に拡大し、明るく精細な画像を実際に見ながら治療することが可能となります。

しかし、マイクロスコープはただの顕微鏡であり、ただ見るだけで根の治療がうまくいくわけではありません。
治療を成功させるためには、歯の根の解剖学的な知識、根管治療の基礎的な知識、マイクロスコープを歯科に応用する知識が必要になります。
今回の講演ではこのような点をお話し、実際にマイクロスコープを使用し根の中を充填する処置を練習しました

ご参加いただいた先生方は2日間ともに積極的に手を動かし、ご質問頂きました。
なかなか、このようなマイクロスコープが全員に行き届く環境は少なくマイクロスコープに実際に触れることのできるとてもいいセミナー環境だと思います。

日曜日の講演には学生時代からお世話になっていた私のメンターの一人である瀬田歯科医院院長の瀬田修一先生が応援にいらっしゃって頂き、久しぶりにお会いできてお話できたことがとても嬉しかったです!


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2019.12.222019年10月27日「CMSエンドベーシックセミナー講義編」

2019年10月27日CMSエンドベーシックセミナー講義編

「明日からのエンドが変わる!歯内療法ベーシックセミナー」

今年下半期、院長講演まとめ第3弾は、豊村歯科医院院長豊村先生率いるスタディグループCMSで行われた歯内療法(根の治療)の講演です。
この講演は2部制に分かれ、10月27日に1日講演を行い根の治療に関する基礎的事項をできる限りお話しし、11月17日にそれを実践して行う1日ハンズオンコースを行いました。

根の治療というのは、専門的には「根管治療」という言い方をし、

「深い虫歯で神経が死んでしまい、なかで腐ってしまって痛みがある。」
「以前、根の神経を取る治療をしたところが腫れてきて膿が出ている。」

といった、歯の根の神経に関わる問題に対して行われる治療です。
歯科の中では、「歯内療法」という分野に当たります。
根管治療は、いわばビルの基礎工事に当たる部分の治療です。
うまく行かなければ、きれいな歯を入れてもまた外さなくてはいけなくなりますし、何度も腫れを繰り返すということにもなりかねません。
歯を残すことそのものに大きく関わる治療です。

今回の講演では、根管治療についてその考え方から、重要な診査診断、そして治療の工程全てに対して現在わかっている根拠に基づいた治療法、研究を紹介する非常にボリュームのある講演でした。
スライド枚数にして2000枚弱くらい、朝10時から質疑応答を入れて夕方18時まで
一気に喋りきりました。
ご参加いただいたみなさんもお疲れだったと思いますが、多くの先生方にご質問をいただき、活発な議論ができたとても有意義な時間を過ごせました。

この会を運営されている豊村先生を始めとした会員の皆さんは、私の母校である日本歯科大学のご出身です。
私の大学時代の同期の先生も参加していただき、懐かしい友人に会えたことも嬉しかったです。

 


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2019.12.22年末年始診療のお知らせ

院長の辺見です。
あっという間に年の瀬になってしまいました。
開業して4ヶ月、徐々にクリニックは落ち着いてきているように感じます。
本当にたくさんの方の応援やご指導があってのことです。
心より感謝いたします。

年末の診療は
12月28日土曜日午前中までとなっております。

年始は
1月4日土曜日より終日診療しています。

お痛みが出たり、なにか問題がございましたらお気軽にお問い合わせください。


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2019.12.222019年10月22日「橋本会勉強会」

2019年10月22日 橋本会勉強会

「歯髄保存治療を成功させるために」

下半期講演活動のまとめ2つ目は、10月に行われた橋本にあるエンドウナチュラルデンタルオフィス院長の遠藤先生が代表でいらっしゃる「橋本会」での講演です。

遠藤先生は、同世代で非常に精力的に活動されている先生で、特にご自身のクリニックである遠藤ナチュラルデンタルオフィスは従来の歯科医院の枠を大きく超えてデザインされたクリニックで、中を見学するだけでも詰め込んだ最先端のアイデアに圧倒されてしましました。
私のクリニックにも参考になることがたくさんあり、見学させていただいて非常に勉強にもなりました。

空港のロビーかと思うような素晴らしい待合室です。
この2階に広く設備の整った研修室があります。

今回の橋本会では、自分の今最も興味を持ち、深く掘り下げて講演を行っている「歯髄保存」を中心に、朝の10時から17時位までの1日講演を行いました。

「歯髄」とは、いわゆる歯の神経にあたる部分です。
歯髄は、知覚を司り、痛みを感じることで歯の防御を行うことが可能となり、中に含まれた血管が新しい歯の組織を作ることで刺激の遮断を行うことができます。
さらに、根の成長を促し、丈夫な歯に育てる機能も持っています。
歯を生きたまま、長期的に長く健康に保つために非常に重要な組織です。

歯髄保存治療とはその名の通り、虫歯にさらされたり、外傷を受けてダメージを受けた歯髄を保存し生きたまま使っていくための治療法です。
この治療はかなり歴史が古く、かなり昔から行われてきました。
しかし、術式や材料が多岐にわたり、どれをどう使ったら歯髄が残せるのか混乱してしまっている先生も多くいらっしゃる分野です。
私の講演では、歯髄保存治療について、「診断」「間接覆髄」「直接覆髄」というパートに分け、現段階でわかっている研究などの根拠に基づいた治療を紹介し、聞いていただいた先生の頭の整理ができるように心がけています。

今回の橋本会に参加していただいた皆さんは、本当に勉強熱心で素晴らしい先生ばかりでした。
質問も鋭く、私自身が勉強になることもたくさんありました。
この会を運営されている遠藤先生のお人柄がわかるとてもいい勉強会だと思います。

歯髄保存治療は私自身のライフワークと考え、突き詰めて更に安全に、確実に歯髄を残す方法を探求していきたいと思います。


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2019.12.182019年9月29日 「東京医科歯科大学歯髄生物学けんさん会勉強会」

院長の辺見です。
秋を全く感じないまま、急に寒くなってきました。
あっという間に年末になってしまった感じがしています。

7月に開業して怒涛のように毎日が過ぎていきました。
とにかく、5ヶ月間精密な診療を行うこと、クリニックを良くすることに力を注いできましたが、一方で、ご依頼いただいた講演活動もたくさん行ってきました。

あまりにも毎日が早く過ぎていくため、掲載できていなかった下半期の講演活動でどんな活動をしてきたかまとめていこうと思います。

2019年9月29日

「東京医科歯科大学歯髄生物学けんさん会勉強会」

東京医科歯科大学歯学部歯髄生物学教室は、根の治療について専門的に研究、治療、教育を行っている教室です。

私が歯科医師になってすぐに、研修医として東京医科歯科大学の第二総合診療室に入り、そこで出会ったマイクロスコープによる根の治療をさらに学ぶため、研修医終了後、歯髄生物学教室に入局しました。

当時は、須田英明教授のもと、素晴らしい指導医の先生、先輩、同期、後輩に恵まれ、精密な処置で一本の歯を保存する治療にどんどんのめり込んでいきました。

自分の歯科治療の土台になる部分を作っていただいた歯髄生物学教室には、本当に感謝しかありません。

けんさん会は、歯髄生物学教室のOBの先生で運営するいわゆる同門会です。なかなか卒業してしまうと医局とのつながりが希薄になっていく中、けんさん会のイベントで医局の近い世代や先輩の先生にお会いできることはとても貴重な時間になります。
自分も来年から幹事を仰せつかり、卒業してだいぶ経ってしまったんだなと実感しました。

今回は、2年に1度のけんさん会の勉強会でお話をさせて頂く機会に恵まれました。
内容はどんな話題でもいいということで「マイクロスコープ診療を楽しみましょう」という演題で、マイクロスコープ治療について自分が考えていることお話しました。

マイクロスコープはいわばただの顕微鏡です。
ただ見れば病気が治るわけではなく、どのように使えば精密な治療を行えるか
どのような器具を組み合わせればより精度の高い治療が行えるか
ただの経験則だけではない、様々な知識とテクニックが要求されます。
そういったことをお話しました。

ただ、医局の先輩の先生にはわかっていらっしゃることばかりだと思います。
多くの有名な先生方に囲まれ、ものすごい緊張の中講演を終わりましたが、最後に、懇親会で須田元教授にそっと「良かったよ」とお声がけいただきホッと胸をななでおろしました。
この日も懇親会含めたくさんの医局の先生方とふれあい、とても楽しい時間を過ごすことができました。
今の自分があるのは東京医科歯科大の歯髄生物学教室があるからです。
すこしでも貢献できることをしていきたいと考えています。

 


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2019.11.05開業して3ヶ月が経ちました

開業してあっという間に3ヶ月が経ちました。

慌ただしく毎日を過ごしましたが、当院の診療体制は少しづつ安定し落ち着いてきました。

・初診時にお時間を確保し、じっくりお話を聞くこと。

・痛みに最大限配慮した治療環境。

・歯科用マイクロスコープを活かすための、治療機器の充実。

・術後の治療報告を行うためのマイクロスコープ録画環境。

・患者さんごとの機器の滅菌の徹底。

・メンテナンスユニットの設備強化。

私(院長辺見)が開業して実現したかった、歯の保存に特化し、患者様の安全も確保する、そして十分な説明の時間をとるクリニックに向けて内容の充実を日々行っています。

患者様の歯を残したいという希望を少しでも叶えられるよう、お一人に十分な治療時間を確保し、毎日バージョンアップしながら皆様をお迎えできればと思っています。

どんな小さな悩みでも、時間を確保致します。

お気軽にお電話ください。

 

今年の秋は、いつもの秋ではありませんでした。

大型台風により日本中が大きな被害を受けました。

各地で被害にあわれた方の一日も早い復旧を心よりお祈り致します。


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患者様の大切な歯を守るための
精密治療を提供します

精密な治療を提供するための
「マイクロスコープ治療」
マイクロスコープ治療
歯科用マイクロスコープを用いた
「精密根管治療」
精密根管治療
大切な歯を失わないための
「歯髄保存治療」
歯髄保存治療
精密に、そして美しく
「修復治療」
修復治療

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※:隔週で火曜日と土曜日を交互にお休みをいただく週休2日となっております。


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