CASE 2

歯髄保存治療 症例

歯髄保存治療

治療例 1

他院での治療後、神経(歯髄)が露出していたことに気づかず痛みが出ていた症例

1年ほど前に他院にて、保険で金属の詰め物をしたが、その後ずっと冷たいものでしみたり、痛みがあるとご紹介で来院されました。
左下の奥歯の金属とその下の補強を外し、マイクロスコープで歯の中を拡大してみると神経がすでに露出していました(神経は専門用語では「歯髄」と呼んでいます)。
裸眼ではどうしても確認が難しいため、小さく神経が露出してもわからないことがあります。でも患者様にとっては、とてもつらい痛みの原因になってしまいます。
露出した神経を丁寧に洗浄して、MTAという神経を残すためのお薬でしっかりと封鎖し、その上を樹脂で更にガッチリと補強しました。治療中は麻酔がしっかり効いているため痛みは全くありません。
神経に対する治療が終わると今まで悩まされていた痛みはすっかり引きました。その後、経過を見て問題がないことを確認し、セラミックの詰め物をして、審美的にも改善をし、治療は終了、経過観察に入りました。
現在は3年以上の経過を見させていただいていますが、症状はまったくなく、残した神経も問題なさそうです。


  • 1.初診時

    1年前に他院にて金属の詰め物をしてから痛みが続いていると来院されました。

  • 2.初診時のレントゲン

    金属の詰め物の下に歯の色が違うところが見えますが、以前治療した時に入れた材料だと思われます。
    検査では神経は生きており、患者様にご説明した上で、神経を残す治療を開始しました。

  • 3-1.治療中のマイクロスコープ写真

    金属を外すと中にはセメントのようなものが歯の中を埋めていました。

  • 3-2.治療中のマイクロスコープ写真

    セメントをすべて除去すると、その下から神経が出てきました。 虫歯はほとんど取れているため、神経はすでに露出していたようです。

  • 3-3.治療中のマイクロスコープ写真

    矢印部分の赤い出血点が、露出していた神経です。 露出した神経を適切に封鎖できていないと痛みが出てしまいます。

  • 3-4.治療中のマイクロスコープ写真

    今回は露出した神経をMTAという特殊なセメントで封鎖しました。MTAは、神経を残す治療では現在世界標準で使用されるセメントです。
    身体に害のない成分で、露出した神経の上に置くことで、神経に新しい壁を作る働きかけをすることのできる非常に優れたセメントです。

  • 3-5.治療中のマイクロスコープ写真

    さらにMTAの上を樹脂でガッチリと固めます。

  • 4.治療直後のレントゲン

    神経を保存する処置(歯髄保存処置)が終了した直後のレントゲン写真です。
    神経のギリギリのところまでMTAと樹脂が入っていることがわかります。このまま経過観察をし、問題なければ最終的なかみ合わせを作る詰め物をいれます。

  • 5.セラミックの詰め物をセット

    およそ2ヶ月ほど問題なく経過したので、セラミックの詰め物を製作してセットしました。
    審美的にも非常に綺麗に仕上がりました。

  • 6.治療後の経過

    術後3年半経過、不快な症状無く安定した状態を保っています。手前の歯の金属も外し、虫歯を除去後、セラミックの詰め物を行っています。

  • 7.治療後のレントゲン

    術後3年半経過のレントゲン写真です。
    残した神経と、MTAの間に一層の健康な歯の層が出てきていることが確認できます。 神経が治る力を発揮してくれている事がわかります。

術前術後の口腔内写真

治療費神経(歯髄)保存処置
60,000円(税抜)
治療回数神経を保存するパートは2回です
治療リスク処置後お痛みが強く出る場合、神経が弱っているため除去が必要になります

治療例 2

金属の詰め物の下の多数の深い虫歯から神経(歯髄)を保存した症例

患者様は、左上の歯が痛い、冷たいものでも温かいものでも染みて食べにくいと言った症状で来院されました。
お口の中とレントゲンを精査すると、金属の詰め物の下がほとんど虫歯になっていて、そのうちの何本かは神経(歯髄)にかなり近くまで進行していました。
症状の強い第一大臼歯(奥から2本目)と第二小臼歯(奥から3本目)を先に治療することにしました。どちらも虫歯は深く、治療して虫歯を除去することで神経は露出してきましたが、どちらも適切に処置を行うことで保存することができました。
前の歯もセラミックで治療を行い、つらい痛みは無くなり喜んでいただけました。


  • 1.初診時

    左上の奥歯は全て金属の詰め物で治療されていました。
    マイクロスコープで観察すると歯の内部が黒ずんでいる感じがわかります。

  • 2.初診時のレントゲン

    白く抜けた金属の下に、歯の欠損した部分が確認できます。多数の虫歯ができているようです。
    歯の中心にある神経(歯髄)に近いところまで進行しているものもあります。

  • 3-1.第一大臼歯の虫歯治療

    金属を除去し虫歯を取っていくと、神経(歯髄)が虫歯の下から露出しました。虫歯は神経まで達しています。
    ラバーダムをして、お口の中の雑菌が神経(歯髄)に感染しないようにした上で虫歯を徹底的に除去します。

  • 3-2.歯の神経(歯髄)を保護

    虫歯を取りきったところで、歯の神経を保護するための薬剤を露出した神経を覆うように置いて外界と遮断します。
    この上にさらに硬いセメントで覆い、神経(歯髄)に刺激が及ばないようにさらに保護します。

  • 4.術後のレントゲン写真

    歯の神経(歯髄)を隙間なく保護できていることを確認しています。
    この後、3ヶ月ほど様子を見て、強い痛みなどの症状がなくなったため最終的な審美修復処置を行います。

  • 5-1.セラミックインレーによる最終修復処置

    虫歯と以前の治療による、歯の広範囲の欠損に対しての審美修復はセラミックを選択します。
    研磨されたセラミックの滑沢な面は汚れがつきにくく、審美性も天然の歯に非常に近く再現できます。

  • 5-2.セラミックインレーをセットし審美性を回復

    マイクロスコープで段差がないか入念にチェックして、セラミックインレーをセットします。
    セット前にじっくり段差の修正などを行うことで歯とセラミックの隙間がわからないような精密な修復が行えます。

  • 6.第二小臼歯の治療前のお口の中

    次に第二小臼歯(一本前の歯)の治療に移ります。
    こちらも金属の下に黒ずんだ歯が透けて見えてきています。

  • 7-1.第二小臼歯の虫歯を除去

    第二小臼歯の虫歯も深く、虫歯は神経に達していました。
    露出した神経周囲の虫歯を丁寧に除去していきます。

  • 7-2.露出した神経の保護

    この歯も第一大臼歯同様に、歯の神経を保護する薬を用いて外界と遮断します。さらに、硬く強固なセメントを用いてしっかりと補強します。

  • 8.第二小臼歯術後のレントゲン写真

    神経(歯髄)を保護する薬と周りの補強が隙間なく入っていることを確認します。

  • 9-1.第二小臼歯のセラミックによる最終修復

    第二小臼歯も大きく歯が失われているため、セラミックインレーにて審美的に修復します。

  • 9-2.第二小臼歯、セラミックインレーセット後

    第一大臼歯(後ろの歯)同様に、マイクロスコープで段差を調整し、セットしました。審美的にも、かみ合わせの機能も回復できました。

  • 10.第一小臼歯もセラミックインレーにて修復

    第一小臼歯(さらに前の歯)も金属の下に虫歯が大きく広がっているため、虫歯を除去しました。
    神経(歯髄)は露出しなかったですが、かなり神経近くまで虫歯が広がっているため、しっかりと補強処置をして痛みが出ないことを確認。その後セラミックインレーを製作しました。

  • 11.三本の処置が終了

    第一、二小臼歯、第一大臼歯三本とも非常に深い虫歯にさらされ、神経(歯髄)の除去のリスクが有りましたが、適切に処置を行うことで、残す事ができました。
    また、その上部の歯の欠損をセラミックで精密に保存することで、汚れの着きにくい状態に回復し、審美的にも美しく、美味しくご飯が食べられるようになりました。

  • 12.術後1年3ヶ月

    術後1年3ヶ月経過しました。どの歯も痛みもなく、問題なく経過しています。
    神経(歯髄)を残す治療で重要なことは、残した神経が問題ないか長期的に経過観察していくことです。今回の歯も今後もしっかりと経過を追っていきます。

  • 13.術後1年3ヶ月後のレントゲン

    レントゲンでも全く問題なく経過しています。

術前術後の口腔内写真

治療費神経(歯髄)保存処置
60,000円(税抜)
治療回数神経を保存するパートは1~2回です
治療リスク処置後お痛みが強く出る場合、神経が弱っているため除去が必要になります

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